副反応としては接種部位の痛みなどの局所反応や、発熱、頭痛などの全身性の反応が報告されています。1回目より2回目の方が多く、年齢が上がるにつれて頻度が低くなるようです。
医療従事者では37.5度以上の発熱38%、38度以上の発熱21%。腕の痛みは91%。だるさ69%。頭痛54%。が報告されています。また、高齢者では37.5度以上の発熱は9%。38度以上の発熱は4%。腕の痛み80%。だるさ38%。頭痛20%が報告されています。
体調が悪いときは延期をし、万全の体調で受けましょう。接種後の痛みや発熱に対しては、アセトアミノフェン。ないときは市販の解熱剤(タイレノールが第一選択)で対応できます。
アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応は2万人に1人程度です。医師がその場にいれば全く問題なく救命可能ですのでご安心ください。
*話題となった血栓症は当院で使用するファイザー製のワクチンではほとんど報告はありません。
*小児(とくに男児)の場合は特有の副反応として心筋炎の報告があります。程度は軽いですが、きちんと考えて接種を考えましょう。コロナウイルスに感染した場合10-20台での心筋炎の確率は100万分の20000。対してワクチンでの心筋炎の確率は男児100万分の40。女児100万分の4程度のようです。
接種の当日について
事前の確認事項
接種する当日に自宅で体温測定し、体調の確認をお願いします。
基礎疾患がある人は、事前にかかりつけ医に相談してください。
ワクチン接種当日の持ち物
1. クーポン券(照会番号が記載してある接種券)
2. 本人確認書類(運転免許証、健康保険被保険者証、マイナンバーカードなど)
3. 必要事項を記載した
予診票 ない場合は厚生労働省サイトから印刷して持参ください。
4. お薬手帳(持っている人のみ)
ワクチン接種当日の服装
肩の近くに注射をするため、半袖の服など、肩を出しやすい服装でお越しください(カーテン対応はできますが更衣室はありません)。
Tシャツまたはノースリーブが一番良いです。
接種会場でのお願い
医療機関に入る前に必ずマスクを着用してください。
特別な事情(介助が必要な人など)を除いて、接種者以外の人の来所はご遠慮ください。
付き添いの人も発熱および体調不良の場合は来所を控えてください。
入口で検温および手指消毒をお願いします。
以下の場合は必ずキャンセルの連絡をしてください
以下の症状がある人は接種ができません。来所せず、必ずキャンセルの連絡をしてください。
優先的に延期します。
1. 発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が37.5℃以上を目安とする)、咳せき、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁、鼻づまり、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、吐き気、嘔吐おうと、味覚障害、嗅覚障害などの症状がある人
2. 過去2週間以内に発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が37.5℃以上を目安とする)があった人
3. 2週間以内に、法務省・厚生労働省が定める諸外国への渡航歴がある人(およびそれらの人と家族や職場内などで接触歴がある人)
4. 2週間以内に、新型コロナウイルス患者やその疑いがある人(同居者・職場内での発熱を含む)と接触歴がある人
5. 新型コロナウイルスの患者に濃厚接触の可能性があり、待機期間内(自主待機も含む)の人
接種後について
ワクチンを受けたあとは、15分以上(アレルギーやぜんそくなどリスクが高い方は30分)は会場で座って様子をみてください。(注)お待ちの間も感染対策をお願いします。
ワクチン接種後の副反応として、 注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労感、寒気また発熱を認めることがあります。接種当日、翌日は運動や飲酒を控えてください。
副反応は3日程度でおさまることが多いです。